今まであまり話題にしてきませんでしたが、宇宙兄弟も読んでおります。漫画はなぜか21巻から集め始めていて、それ以前の巻は今のところレンタルで済ませてますが、先日発売された27巻も買いました(1~20巻もそのうち買いたい) 。
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今日は簡単に宇宙兄弟 27巻についての感想を書きたいと思います。話の中心としてはやはり、ネット上で起こる誹謗中傷についてになります。

国際宇宙ステーション(以下ISS)で長期滞在をしながらミッションをこなし、ASL( 筋萎縮性側索硬化症)に効く薬の開発実験を行っている伊東せりかですが、製薬会社と裏取引しているんじゃないかという疑惑が湧き上がり、日本中から(というか、日本のネット上で)大炎上してしまう。その影響はISSに搭乗中のせりかにも及び、薬の開発実験を中止するよう言われるまで発展して… といった内容ですね。

この巻は読んでて非常に心苦しかった。自分で言うのも何だけど、 僕はあまりバッシングはしない。全くしないとは言い切れないかもしれないが、ほとんどしない。だから、バッシングする人の気持がよくわからない。それだけに、せりかがネット上でバッシングされている様子を読むのはすごく不快だった。

なんだろう?「バッシング」とか「炎上」ってとても語りやすいテーマのように思えるけど、なんにも浮かんでこないな。とにかく理解できないんです。「なんでそんなに怒るの?」「何にたいして怒ってるの?」「一体何と戦ってるの?」「あなたは直接の被害者なの?」という感覚。 僕は仕事柄、お客さんからのクレームを処理しなくてはいけないこともありましたし、場数をこなしていればテクニックとしてクレーム処理はできるようになったけど、お客さんの主張に共感出来たことは殆ど無かった。「なんでそんなに怒るのかな?」という感じ。

以前投稿した誰かの写真や言葉はリアルじゃない。ヨーロッパを旅したり一眼レフカメラを買ったりしてわかったこと。というエントリでも書いたんですが、ネット上(だけではなくテレビや雑誌含めたメディア全体かも)の話って「増し増し盛り盛り」状態だと思うんです。ブログはじめてわかったことだけど、「こんな大したことないニュースにそんなに言葉盛っちゃっていいの!?」なんて思うことがしょっちゅうあるんですけど、それがテクニックらしいですからね。アクセスを集めるための。

せりかを貶めたかった人物はネット上の書き込みや印象操作によって「増し増し盛り盛り」を大成功させましたね。僕も宇宙兄弟の世界の住人だったら、騙されてしまうのだろうか。そんなことにはならないと思いたい。

27巻では、失敗続きだったセリカの薬の開発実験も成功させることが出来ました。コニャックを入れて成果が出るってちょっと都合良すぎな感じもしますが、それはまあ見逃せるかなと思います。

宇宙兄弟全体に言えることですが、後に続くセリフがあって、そのセリフに導かれるように綺麗に収まっていく感じが好きです。今回であれば、「泣いてもいいのは悲しくて仕方ない時と嬉しくて仕方ない時」ですね。バッシングされて実験中止を宣告された時は「悔しくて仕方ないだけだから泣かない」と言っていたせりかも、実験が成功した時には嬉し涙を流しました。こういう展開がうまくて好きです。

28巻にも期待したいと思います。

それでは。