ロシア版柳沢慎吾のおしゃべり地獄に耐えながら5日目を迎えた。今日もやっぱり朝からずっとしゃべっている。僕は眠くもないのに寝るふりをして、なんとか「寝るんだから気を使えよこの野郎」作戦をやってみたが、効果は薄かった。ロシア兵5人組も加わると更に騒がしくなった。

そんな感じで5日目を過ごしていた僕に救世主が現れる。オーストラリア人のマイケルとその彼女、ルーシーだ。 シベリア鉄道は始点のウラジオストクからとは別に、中国、モンゴル経由でシベリア鉄道本線に合流するルートがある。マイケルとルーシーはそのルートから来たようだ。彼らは当然英語が話せる。僕は英語が少ししか話せないけど、ロシア語よりはマシだった。久しぶりに人と意思の疎通が出来て嬉しかった。言葉が通じるって、こんなにありがたいのかってね。

そして何より、ロシア兵5人組の興味が僕からマイケルとルーシーに移ったことが大きかった。ほんとに助かったよありがとう、マイケル、ルーシー!
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新しいメンバーが加わったことで、話の内容も広がった。ロシア語と英語の話になった時に、うるさいロシア版柳沢慎吾が「Мне надо(ムニェ ナーダ)」という言葉を教えてくれた。英語で言うとI wantという意味らしい。その後のロシア滞在で〜したいという時に役に立った(あとから調べるとI needの方が正確らしい)。そして、これがきっかけで、海外を旅行するときは、その国の挨拶と、I wantやI needに当たる言葉さえしゃべれればなんとかなることが分かった(完全に僕の個人的意見です)。


おしゃべりロシア版柳沢慎吾にも目的地があるわけで、彼らの目的地はノボシビルスクだった。「僕の住んでる札幌とノボシビルスクは姉妹都市なんだよ。え〜〜〜っと、Sister Cityね。わかる?」となんとか英語で話したけど、伝わるのにだいぶ時間がかかった。でもなんとか伝わったようで、「じゃあますます仲良くせねばいかな!」的なテンションになった。彼らとも、言葉が通じてれば楽しくおしゃべり出来たのかもしれないなぁなんて思いつつ、列車はノボシビルスクに到着、彼らが去った車内は嵐の後のように静かになった。今頃元気にしているだろうか。元気だろうな。心配ないあの人達は。
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↑わかりにくいけど、ノボシビルスク駅


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↑駅舎にあった何かのレリーフ



ロシア版柳沢慎吾の代わりに相席になったのは、ロシアの中年夫婦だった。ご主人、めっちゃいかつい。チョー怖い!しかもなんか燻製の魚を取り出して食べ始めた。臭いかと思ったけどそうでもなく、もらって食べたら美味しかった。いい人だった。
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さて、シベリア鉄道に乗車してから5日目が過ぎた。ずっと風呂に入っていないけど、車内は空調がきいているおかげで体はさらさらだった。しかし、頭はちょっと脂ぎってきた。早くモスクワに着いてシャワー浴びたいぜ……と思いながら6日目につづく。

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