シベリア鉄道が発車してからしばらくは感慨に浸っていたものの、なんせ車中は暇である。

乗車初日は最初だけ迎えの席の親子と絡みがあったくらいで、あとはひたすらぼーっとするのみだった。なんてことない景色だけど、まだこの時点では車窓からの景色に新鮮味があっただけマシだ。
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シベリア鉄道の各車両には給湯器がある。お湯だけはもらえるので、みんなお茶を飲んだりカップ麺を食べたりしていた。僕もカップ麺を食べることにした。ロシアのカップ麺は、プラスチックのフォークが入っていて、箸を持っていなくても食べられる。味はコンソメ味だったりビーフ味だ。ウラジオストクのスーパーには日本製のカップ麺も売っていたが、価格が高かったし、やはり現地の食べ物を食べてみたい気持ちがあったので買わなかった。スープがコンソメやらビーフ味なので、スープパスタを食べてるような感覚だが、味は悪くなかった。買ってよかったと思う。温かいスープが飲めるだけでも十分だ。
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暇つぶしの道具は相変わらずiPodしか持っていない。この先これに何度も助けられることになるのだが、音楽だけってのも暇つぶしとしては心もとない。他に持っているのは、地球の歩き方のシベリア鉄道編と、ノートとペンだけだった。地球の歩き方は必要もないのに何度も読んだ。それだけ時間が有り余っていたのだ。iPhoneも持っていたけど、車内ではなるべく取り出さないようにしていた。お腹に腹巻きのように巻いていたセーフティポーチに入れっぱなしだ。残念ながら、シベリア鉄道車内にも泥棒が混ざっていることがあるらしく、貴重品を盗まれることもあると事前の調べで知っていたからだ。

とにかく、なにもしないで過ごすこと。この暇を味わうしかなかった。

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